2026-10-30

株式会社ユーシン(代表者:伊藤 和也)は、大阪市住吉区で所有不動産の売却を決意した方15名に、売却を決意した理由に関する調査を実施し、そのデータをまとめました。
住吉区で築年数の経った家を持ち、修繕が続いて売却を考え始めた方に向けて、実際に売却を決意した方の理由と決断までの過程をお届けします。15名中11名が、修繕の手配や手間を理由に家の売却を決意していました。雨漏りや給湯器の故障といった決断のきっかけに加え、決め手や迷いの乗り越え方、後悔しないための判断基準も紹介するので、「まだ住めるのに売るべきか」と悩む方は判断材料にしてください。
修繕を続けるか売却するか迷ったら、
今の家の価値を知ることから始めませんか。
この記事でわかること
アンケート調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 大阪市住吉区で所有不動産の売却を決意した方 |
| 回答者数 | 15名 |
| 居住エリア内訳 | 大阪市住吉区(15名) |
| 年代構成 | 50代7名/40代6名/30代1名/60代以上1名 |
| 家族構成 | 夫婦・パートナーのみ12名/小中高生と同居2名/成人した子どもと同居1名 |
| 居住年数 | 10年以上11名/3年以上5年未満2名/5年以上10年未満1名/1年未満1名 |
| 物件種別 | 一戸建て11名/分譲マンション3名/土地・古家付き土地1名 |
| 調査方法 | インターネットによるアンケート調査 |
| 調査期間 | 2026年10月 |
| 注記1 | 本記事は統計調査ではなく、実際の居住経験者の声をまとめたものです |
| 注記2 | 選択式は15名、自由回答は有効回答12名を母数としています |
| 注記3 | 「※参考傾向」は回答数1〜3名の少数項目です |
15名中11名が、経年劣化に伴う修繕の手配や手間を、売却を決意した最大の理由に挙げました。
売却を決意するに至った建物・敷地の負担(15名)
※2名の2項目は参考傾向です。
最多は「修繕の手配や手間」の11名で、ほかの2項目はそれぞれ2名(※参考傾向)でした。回答は1つの項目に大きく集中しています。
この設問は、建物や敷地の負担のうち「最もあてはまるもの」を1つ選ぶ形式です。そのため、修繕以外の負担がなかったという意味ではありません。複数ある負担のなかで、最も重く感じたのが修繕だったと読み取るのが適切です。
不動産の売却を決意した理由として挙がったのは、修繕費の金額だけではありません。業者探しや見積もりの確認、工事の日程調整といった「手配の手間」も含まれています。自由回答でも、不具合が出るたびに対応を考えることそのものが負担だったという声が寄せられました。
後半で紹介するアドバイスでも、今後必要になりそうな修繕や費用を整理しておくことを勧める声が寄せられています。
有効回答12名中7名が、家の売却のきっかけとして外壁や屋根、雨漏りなど外まわりの状態に触れていました。
自由回答を編集部で分類すると、外壁や屋根の状態のほか、浴室の換気扇、給湯器、キッチンの水栓といった水回り設備の不具合に触れた声も目立ちました。家の売却のきっかけは1回の故障ではなく、「不具合が続いたこと」として語られています。
あびこ駅近くの一戸建てからは、雨漏りをきっかけに修繕の見積もりを取り、想定を上回る金額を見て決意したという声が3名から寄せられました(※参考傾向)。
大型台風が通過した後、2階の屋根瓦のズレと雨漏りが発生しました
——40代の居住経験者
費用だけでなく、対応にかかる時間を負担に感じた方もいます。
修理業者との日程調整や費用の確認に思った以上の手間がかかりました
——50代の居住経験者
15名中4名が、住まいの広さと生活のギャップや、敷地の手入れの労力を家の売却理由に挙げました。
建物・敷地の負担を尋ねた設問では、「広さと生活のギャップ」と「清掃・植栽・防犯の労力」がそれぞれ2名(※参考傾向)でした。子どもの独立後、使わなくなった2階の掃除をきっかけに考え直したという声もあります。
普段全く使っていない部屋のために、こんなに労力をかけて管理し続けるのは無駄ではないか
——40代の居住経験者
修繕を最大の理由に選んだ方のなかにも、若い頃は気にならなかった庭の手入れや定期的な掃除に時間がかかるようになったと話す方がいました。
ただし、この項目は4名と少数のため、全体の傾向とまでは言えません。家の広さが今の暮らしに合っているかどうかは、家の売却理由を整理するときの視点の1つとして参考にしてください。
15名中6名が、将来の管理責任や手間を前もって解消することを、売却の決め手に挙げました。
売却の決断を後押しした判断要素(15名)
※3名・2名の項目は参考傾向です。
最多は「将来の管理負担を先に解消」の6名で、「維持費・保有コストの見極め」4名、「資産の集約・一本化」3名、「売り時の判断」2名と続きました。売却を決意した理由ほど回答は集中しておらず、売却の決め手は人によって分かれています。
売却を決意した理由では「今の修繕の負担」が最多でしたが、売却の決め手には「これから先の負担」を見据えた判断が並びました。別々の選択肢ではあるものの、管理負担と維持費の2項目を合わせると、15名中10名が「所有し続ける負担」を決め手にしています。
一方で、「資産の集約・一本化」(3名)や「売り時の判断」(2名)を決め手にした方もいます(※参考傾向)。売却の決め手は負担を減らすことだけではない点に注意が必要です。
有効回答12名中6名が、年齢を重ねた先の家の管理について家族で話し合っていました。
元気なうちに自分たちで整理しておいた方が、子どもに負担を残さずに済むのではないかと考えました
——60代以上の居住経験者
50代の居住経験者は、将来どちらかが病気になった場合に修繕や庭の管理を続けるのは難しいと考え、「子どもにも管理を任せるつもりはなかった」と振り返っています。これらの回答では、今の不便さよりも「将来だれがこの家を管理するのか」が話し合いの中心になっています。
費用面から話し合いを進めた夫婦もいます。固定資産税や火災保険、修繕費などを年間で整理し、想像以上の負担に気づいたという声です。また、長居公園近くのカフェで夫婦で今後の生活設計を話し合ったという方もいました。
ただし、話し合ってすぐに売却を決めたのではなく、まず売却について具体的に調べ始めたという方もいます。決断までの進め方は家庭によって異なります。
修繕費や維持費を払い続ける場合と
売却した場合を比べてみませんか。
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15名中12名が、長年過ごした住まいへの思い入れや近隣と離れる寂しさに、最も迷ったと回答しました。
売却を決意するまでに最も迷った精神的なハードル(15名)
※その他3項目は「荷物整理・手続きの負担」「希望額・買い手の不確定さ」「近隣の目・世間体」で、いずれも1名の参考傾向です。
「住まいへの思い入れ・寂しさ」が12名で、ほかの3項目はいずれも1名(※参考傾向)でした。手続きや価格よりも、気持ちの面での迷いに回答が集中しています。
修繕の負担という明確な理由があっても、家の売却に迷いが生じなくなるわけではありません。自由回答では、家族との思い出や、近所の方とのあいさつといった日々の暮らしを手放す寂しさが語られていました。
少数ですが、希望する価格で買い手が見つかるかという不安や、近所の方に事情をうわさされないかという世間体を気にした方もいます(各1名・※参考傾向)。世間体に迷った方は、不動産会社の担当者に近隣へ配慮した売却方法を相談したことで、気持ちが前向きに変わったと答えています。
家の売却に迷いがあるのは、売却を決意した15名中12名も経験したことです。次の項目では、その迷いをどう整理したのかを紹介します。
有効回答12名中4名が、家の中や思い出の品を整理することで、気持ちに区切りをつけていました。
残したい写真や思い出の品を選んでいるうちに、気持ちにも区切りがついてきました
——50代の居住経験者
整理の過程で、使っていない部屋や物の多さに気づいたという声もありました。
考え方を切り替えることで迷いを乗り越えた方もいます。
思い出を大切にすることと、家を持ち続けることは別なのかもしれない
——50代の居住経験者
周囲の人の言葉が後押しになった例も、2名から寄せられました(※参考傾向)。住吉大社近くの自宅で、長年お世話になったご近所の方に住み替えの相談を打ち明け、温かく背中を押してもらったという声や、近所の長年の友人に相談して前向きになれたという声です。
寂しさを1人で抱え込まず、夫婦や近所の方に気持ちを話したことが、前に進むきっかけになっています。
自由回答12名中8名が、早めの査定や不動産会社・専門家への相談を勧めました。
売却を迷っている方へのアドバイス(有効回答12名・編集部分類・複数該当)
※自由回答を編集部でテーマ別に分類した集計です。割合は有効回答12名に対する比率で、1つの回答が複数のテーマに該当する場合があります。3名の項目は参考傾向です。
最多は「早めの査定・専門家への相談」の8名で、「家族で今後の暮らしを話し合う」7名、「維持費や手間を整理・数値化」6名が続きました。1つの回答に複数のアドバイスが含まれるため、合計は12名を超えます。
住吉区で家の売却を後悔しないための判断基準として、査定は「売ると決めてから」ではなく、「迷っている段階で今の価値を知る手段」として挙げられています。
売却するかどうかをすぐ決める必要はなくても、不動産会社に査定を依頼して現在の価値を知ったり、今後必要になりそうな修繕を整理したりすると判断しやすくなります
——40代の居住経験者
また、「今の家をあと何年無理なく維持できるか」を考えることを勧める声もありました。住吉区内でも駅からの距離や周辺環境によって条件が異なるため、物件の特徴を踏まえた説明を受けることが大切だという意見もあります。
なお、12名中3名(※参考傾向)は、1社の査定額だけで判断せず、複数の不動産会社に相談することを勧めていました。売却にかかる期間や諸費用もあわせて確認することを勧める声もありました。
Q:家を売却するきっかけで多いのは何ですか?
A:15名中11名が、経年劣化に伴う修繕の手配や手間をきっかけに家の売却を決意しました。自由回答では、有効回答12名中7名が外壁や屋根、雨漏りなど建物の外まわりの状態に触れています。給湯器や水栓などの水回り設備の不具合が続いたことを挙げる声もありました。
Q:まだ住める家でも、家を手放す決断をした人はいますか?
A:はい、まだ住める段階で、将来の管理を見越して家を手放す決断をした方がいます。「まだ住めないほど困っていたわけではありません」と前置きしたうえで、元気なうちに手放すことを選択肢にしたという声がありました。有効回答12名中6名は、年齢を重ねた先の家の管理について家族で話し合っています。
Q:不動産の売却の決め手で多いのは何ですか?
A:15名中6名が、将来の管理責任や手間を前もって解消することを売却の決め手に挙げました。次いで「維持費・保有コストの見極め」が4名、「資産の集約・一本化」が3名、「売り時の判断」が2名でした(3名・2名の項目は※参考傾向)。
Q:家の売却で迷うのは普通ですか?
A:15名中12名が、住まいへの思い入れや近隣と離れる寂しさに最も迷ったと回答しています。写真や思い出の品の整理、夫婦や近所の方との会話を通じて、気持ちに区切りをつけていました。
Q:売却で後悔しないために、最初に何をすればよいですか?
A:自由回答12名中8名が、早めの査定や不動産会社・専門家への相談を勧めています。売るかどうかを決める前に今の家の価値を知っておくと、判断しやすくなるという声がありました。12名中3名(※参考傾向)は、1社の査定額だけで判断せず、複数社に相談することも勧めています。
15名中11名が修繕の手配や手間を理由に住吉区の家の売却を決意しました。売却の決め手で最も多かったのは、「将来の管理負担を先に解消すること」(15名中6名)です。一方で、15名中12名が住まいへの思い入れに迷い、思い出の整理や家族との話し合いで気持ちを整えていました。後悔しないための行動として、自由回答12名中8名が早めの査定・相談を勧めています。
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