2023-02-14
空き家を所有している方のなかには、売ってしまったほうが良いのか、貸して家賃収入を得たほうが良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
空き家によっては賃貸物件として利用できるケースもありますが、維持費や手間を考えると売却したほうがメリットが大きいというケースもあります。
そこで空き家を所有している方に向けて、空き家を「売る」か「貸す」かの判断基準、空き家の売却方法とその際のポイントについてご紹介します。
大阪市住吉区、住之江区、東住吉区エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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空き家を所有している方のなかには、売るべきなのか賃貸として貸すべきなのか、迷っている方もおられるでしょう。
ここでは「売るべき」か「貸すべき」かの判断基準と、それぞれを選択した際のメリット・デメリットも併せてご紹介します。
「売るべき」か「貸すべき」かで迷ったら、まずは何を優先にするのかを考え判断すると良いでしょう。
たとえば、今後住む予定がないという場合や、早く現金化したいというのであれば売るべきと言えるでしょう。
その場合は築年数が経過しないうちに、できるだけ早く売却することをおすすめします。
一方で、今後住む予定がある場合は貸すことを選択しても良いでしょう。
また、長年住んだ家なので手放したくないという方や、老後に住む予定があるといった場合は貸すことを考えるのも良いでしょう。
ただし、賃貸物件として貸す場合は需要があるかどうかを見極める必要があります。
では、それぞれを選択した際のメリットとデメリットを見ていきましょう。
空き家を売るメリット・デメリットは以下のとおりです。
売るメリット①まとまった資金が手に入る
空き家を売る場合の最大のメリットは、まとまった資金が手に入るということです。
また、その資金を次の住み替え費用として活用することもできます。
売るメリット②管理や維持費が不要
空き家を所有していると、劣化による修繕や税金などが発生します。
売却してしまえばこれらの費用は不要になるため、負担が少なくなるというメリットがあります。
売るデメリット①売却時に費用がかかる
空き家を売るデメリットは、売却時に仲介手数料や登記費用、税金などが発生するという点です。
ただし、控除や特例を利用すれば税金を節税できる可能性があります。
売るデメリット②家を手放すことになる
長年に渡って引き継がれた家でも、売却すれば家を手放すことになります。
空き家を貸すメリット・デメリットは以下のとおりです。
貸すメリット①家賃収入が入ってくる
空き家を賃貸物件にすることで、毎月収入を得ることができます。
固定資産税などの支払いに充てることができたり、継続的な収入が期待できたりメリットとして大きいと言えます。
貸すメリット②借主が空き家を管理してくれる
空き家を所有していると、定期的に掃除など管理をしなければなりません。
しかし、貸すことで借主がおもに管理をしてくれるので、劣化を遅らせることを期待できます。
貸すデメリット①入居者が決まらない可能性がある
空き家を貸すことを選択しても、すぐに入居者が見つかるとは限りません。
そのため、その間は空き家にかかる費用などを負担しなければなりません。
貸すデメリット②借主とトラブルになることもある
借主によっては、トラブルを引き起こす可能性があります。
たとえば、家賃滞納やご近所とのトラブルなどが考えられます。
このように、空き家を売る場合でも貸す場合でもメリット・デメリットは存在しますが、家賃収入が見込めない場合はまとまった資金が入る売却を検討してみると良いでしょう。
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空き家を売る方法はさまざまありますが、ここでは3つの方法をご紹介します。
空き家を売る1つ目の方法は「古家付き土地」として売ることです。
空き家が古く建物自体に価値がない場合に、土地をメインとして売り出す方法です。
解体する必要もないため、すぐに売却することが可能です。
また、それほど築年数が経過しておらず、劣化も進んでいないようであれば「中古住宅」として売り出すこともできます。
両者に明確な線引きはありませんが、築年数がおよそ20年を境に「古家付き土地」をして売るケースが多いです。
2つ目の方法は、空き家を解体して更地にして売る方法です。
更地になっているため、すぐに建物を建てられることから買い手が見つかりやすいと言えます。
ただし、解体にかかる費用を負担することやすぐには売却できないといったデメリットがあります。
また、家付きのほうが高く売却できる可能性もあるため、解体して損をしないのか慎重に検討すると良いでしょう。
3つ目の方法は、空き家をリフォームしてから売却するという方法です。
リフォームによって物件の価値を高めることができるため、場合によってはすぐに買い手が見つかる可能性があります。
ただし、買い手の希望に沿わないリフォームが施してあると、かえって売れにくくなることもあるため注意しましょう。
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最後に、空き家をスムーズに売るためのポイントを見ていきましょう。
空き家など古い家は、隣地との境界が明らかになっていないケースが多いです。
そのため、空き家を売却する際は隣地との境界を確定しておくことをおすすめします。
境界を確定するには、専門の測量士による確定測量をおこないます。
境界確定をしていないと、近隣住民とトラブルになる恐れがあるため必ずおこなっておきましょう。
空き家を売る際は長期的に見て計画をしておくことをおすすめします。
空き家の状態によっては、すぐに買い手が見つからない可能性もあるからです。
売却を焦って、大幅な値下げにならないように長期的に計画を立てておくと良いでしょう。
空き家を売却する際は、空き家の状態を把握してくことも大切になります。
空き家に劣化があることを知らずに売却した場合、買主から契約不適合責任に問われる可能性があるからです。
たとえば、シロアリや雨漏りなどが売却後に発覚することもあります。
そうなれば、買主から契約解除や賠償責任を求められかねません。
空き家の状態を把握するためには、「インスペクション」と呼ばれる住宅診断をすると、欠陥や劣化状態を把握できます。
費用は5~15万円程度かかりますが、売主だけでなく買主も安心して売買できるといったメリットがあります。
そのため、空き家を売却する前に実施を検討してみてはいかがでしょうか。
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空き家を売るべきか貸すべきかの判断基準や、売却する際の3つの方法とポイントをご紹介しました。
賃貸物件として需要が見込めないのなら、スムーズに現金化できる売却のほうが手間がかからずおすすめです。
また、売却をする際は劣化が進む前のできるだけ早いうちに、売ることを検討したほうが良いでしょう。
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