2023-05-02
「ホームステージング」という言葉をご存じですか。
1970年代にアメリカで誕生したホームステージングは、売却する家の魅力を高める方法として、日本でも注目を集めている手法の一つです。
そこで今回は、ホームステージングとはどのようなものなのかを解説するとともに、ホームステージングを家の売却に取り入れる意味やメリット、そして費用の相場についてご紹介します。
大阪市住吉区、住之江区、東住吉区で家の売却をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
\お気軽にご相談ください!/
ホームステージングとは、文字どおり「家(ホーム)を演出する(ステージング)」という意味の言葉です。
売却する家をインテリアや家具、照明などでコーディネートし、モデルルームのような魅力的な空間に演出することをいいます。
ホームステージングはアメリカを中心として世界に広がり、いまや欧米では「家を売却する際にはホームステージングが当たり前」という考えが定着しているほどです。
近年、日本でもホームステージングに興味を持つ売主が増加しています。
その理由の一つとして考えられるのは、「インターネットの普及」です。
インターネットで家探しを進める方が多い現代では、「不動産情報サイトに掲載する写真でいかに家の魅力が伝えられるか」が重要になります。
そこで効果的なのが、家をモデルルームのように演出して第一印象を良くするホームステージングなのです。
また、これまでは新築物件の人気が根強かった日本において、中古物件の流通が活発になりつつあることも理由にあげられます。
中古物件の需要が増えるほど、今後ホームステージングの需要もさらに高まっていくと考えられるでしょう。
この記事も読まれています|収益物件を売却したい!査定時のポイントや注意点について解説
\お気軽にご相談ください!/
家を売却する際にホームステージングを取り入れるメリットとは、どのようなものなのでしょうか。
ホームステージングのメリットや効果について解説します。
家の売却活動は、まず物件写真を不動産情報サイトやチラシなどに掲載することから始まります。
とくに大量の物件情報があふれているインターネット上では、第一印象で購入希望者の興味をひくような工夫が必要です。
ホームステージングを活用すれば、視覚的に魅力が伝わりやすい物件写真を撮影できるため、ほかの物件と差別化をはかることができます。
不動産情報サイトから内覧までこぎつけるためには、ホームステージングを活用した物件写真の高い集客力が有効です。
ホームステージングされた家は、物件写真をとおしてだけでなく実際に見ても魅力的です。
そのため、空室状態の家で内覧をするよりも好印象につなげることができるでしょう。
また、ホームステージングではご自身の希望や物件のイメージに合わせた演出が可能です。
「シニア向け」「ファミリー向け」「単身者向け」など、ターゲットや需要に沿ったコーディネートを提案することもできます。
提案する相手を明確にすれば、より効果的な「理想的な生活のイメージ」を演出しやすくなります。
内覧時の第一印象は、購入の意思を左右するとても重要なポイントです。
「買主が家に入ってから最初の6秒で購入の意思が決まる」ともいわれています。
モデルハウスなどを参考にしつつ、直感的に「ここに住みたい」と思ってもらえるような魅力的な空間を目指しましょう。
家の魅力や特徴を前面に押し出し、その家での生活を具体的に思い描けるホームステージングの効果によって、内覧から購入までがスムーズに進むケースも珍しくありません。
実際、2016年~2017年に実施された「第1回ホームステージング実態調査」では、ホームステージングをするかしないかで売却期間に差が出ると証明されています。
ホームステージングを実施しなかった家では売却までに平均120日ほどかかったのに対し、ホームステージングを実施した家では平均40日ほどで売却が決まったという調査結果が出ました。
ホームステージングには費用がかかるとはいえ、早期売却を希望する方にとっては大きなメリットだといえるでしょう。
ホームステージングを実施するには費用がかかります。
しかし、ホームステージングには家の魅力を高める効果があるため、結果的に市場の相場よりも高く売れたというケースは少なくありません。
ホームステージングにかかるコストは、家の価値を上げるための投資だともいえるでしょう。
また、ホームステージングを実施すれば早期売却が決まりやすいことから、時間的コストの削減や家の所有にかかる経費の削減につながるというメリットもあります。
この記事も読まれています|不動産売却前に知っておきたいオーバーローンとは?任意売却についても解説
\お気軽にご相談ください!/
ホームステージングにかかかる費用の相場は、「居住している家」で実施するか「空き家」で実施するかによって異なります。
それぞれでホームステージングの方法や必要な物の量が違ってくるからです。
ここでは、それぞれのホームステージングにかかる費用の相場について解説します。
居住している家でホームステージングを実施する場合、ホームステージングの専門家にアドバイスを受けつつ、基本的にはご自身でコーディネートを進めることになります。
そのため、必要な費用はアドバイス料として支払う5万円ほどが相場になるでしょう。
家にある家具やインテリアを活用する場合は、それらのレンタル料もかかりません。
ただし、コーディネートや家具のレンタルを依頼するのであれば、費用は10万円~15万円ほどが相場となります。
多くの場合、家具のレンタルは期間が長くなるほど費用がかさむので注意してください。
また、居住中の家の場合、必要に応じてハウスクリーニングを実施したり、不要な家具を搬出する費用がかかる場合があります。
空き家の場合、家具やインテリアなどを一から揃えることになります。
その際のレンタルにかかる費用は、3か月で15万円~30万円ほどが相場です。
建物全体のコーディネートからプロに依頼するとなると、建物の大きさにもよりますが100万円~200万円ほどかかる場合もあります。
レンタルする品物の数やグレードを調整してコストを削減することもできますが、空き家をホームステージングする場合はそれなりの品数が必要になると考えておきましょう。
また、コーディネートの対象を「リビングだけ」などに限定する方法や、写真撮影のみを依頼する方法もあります。
この記事も読まれています|不動産売却時の必要書類と取得方法は?売却前から決済まで段階別に解説
ホームステージングは、「早期売却につながる」「家の価値を高める」など、売主にとってメリットの多い売却方法の一つです。
実施する場合は「買主が住みたくなる家」を意識して、スムーズな売却を目指しましょう。
インターネットで気軽に家を探せる時代だからこそ、第一印象でほかとの差別化がはかれるホームステージングを上手に活用してくださいね。
大阪市住吉区、住之江区、東住吉区の不動産売却なら「ハウスドゥ住吉区不動産売却ナビ」へ。
売却を専門としたスタッフが、論より実績で安心・安全にスピード感をもって対応させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
不動産売却における査定書の見方とは?チェックポイントも解説!
特定空家とは?認定基準と認定された場合に生じるリスクについて解説
孤独死があったマンションは売却できる?売却価格の下がり幅や注意点を解説
投資用物件を売却するまでの流れ!売却前の準備から契約までの手順を解説
この記事のハイライト ●不動産の相続時にかかる税金は、登録免許税と相続税の2種類●相続税は、相続した遺産が基礎控除額を超えた部分に対して課される●生前に不動産を贈与すること...
2023-01-17
この記事のハイライト ●不動産売却ではさまざまな税金が発生する●不動産売却でかかる税金のひとつ「譲渡所得税」は段階を踏んで計算するのがおすすめ●不動産売却では税金対策として...
2023-02-07
この記事のハイライト ●不動産査定前に自分で価格を知る際は、周辺の類似物件と公的な価格を調べる方法がある●机上査定とは、簡易査定とも呼ばれ類似物件や書類のみで査定額を算出す...
2023-02-28
この記事のハイライト ●リースバックの一般的な買取相場は仲介と比べて6割~8割ほどになる●家賃は買取価格や利回りをもとに算出するため周辺相場より高くなりやすい●売却先の不動...
2023-08-08
この記事のハイライト ●自宅の査定を依頼する際には購入時の書類を準備しておくとスムーズに売却を進められる●住宅ローンが残っている場合は残高の確認が必要●査定時には登記簿謄本(登記事項証明書)や固定資産評...
2024-04-30
【無料】簡単3分で入力完了!!今すぐお問い合わせ不動産の売却をするとなると、なるべく高く、早く売却したいものですよね。売却活動をはじめるうえで、「不動産会社選び」が重要です。どのような基準で不動産会社を選べばいいのか分か...
2023-12-23
この記事のハイライト ●相続した不動産は、売却前に相続登記の手続きが必要●不動産売却後にかかる税金は、特例を活用することで軽減される●相続した不動産を売却する際は、契約不適合責任や遺産分割方法に要注意 ...
2022-12-27
この記事のハイライト ●不動産売却における広告には、インターネットでの発信やチラシ配布など5種類ある●広告にかかる費用は、基本的に不動産会社が負担する●特別に依頼した広告の場合は、その広告にかかった費用...
2022-12-18