マンションの1階は売却しにくい?その理由と売る場合のコツやポイント

マンションの1階は売却しにくい?その理由と売る場合のコツやポイント

この記事のハイライト
●日当たりの悪さやセキュリティ面で不安が生じやすいため1階の場合は売却しにくい
●騒音トラブルが起こりにくいことや落下事故の心配がないことなどがメリット
●ターゲットを絞ったり価格を慎重に決めたりすれば1階でも売却しやすくなる

マンションを売却する際、物件の特性に適した戦略を練ることが大切です。
とくに1階は、一般的に売却しにくいと言われているため、なにかしらの対策を考える必要があります。
では、なぜ1階は買い手が付きにくいのでしょうか。
今回は、マンションの1階が売却しにくい理由や、住むメリット、売却時のコツを解説します。
大阪市住吉区、住之江区、東住吉区でマンションの売却を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

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マンションの1階の物件が売却しにくいと言われる理由

マンションの1階の物件が売却しにくいと言われる理由

まずは、マンションの1階の物件が売却しにくいと言われる理由を解説します。

理由1:日当たりが悪くなりやすい

理由としてまず挙げられるのが、日当たりが悪くなりやすいことです。
立地条件や、周囲にある建物の高さにもよりますが、どうしても日当たりが悪くなってしまいます。
日当たりが悪いと日中でも照明が必要だったり、洗濯物の乾きが悪くなったりすることから、1階は避ける方が多いです。
とくにリモートワークの方は家で過ごす時間が多い分、日当たりの良し悪しが、購入の可否を決めるポイントとなる可能性があります。

理由2:眺望が良くない

眺望が良くないことも、売却しにくい理由のひとつです。
マンションの高層階における眺望の良さは、一戸建てでは得られないメリットとなります。
方位によっては、夕日や夜景を楽しむこともできるでしょう。
しかし、1階の眺望は高層階より劣ってしまいます。

理由3:セキュリティー面で不安が生じる

セキュリティー面で不安が生じるのは、1階ならではのデメリットです。
2階以上に比べて、防犯性が劣ってしまうことも売却しにくい理由となります。
マンション自体のセキュリティー対策が万全であっても、1階だと心配が払拭できないこともあるでしょう。
室内に侵入されたり、洗濯物が盗まれたりといったことを考えると、1階は候補から外されてしまうこともあります。

理由4:浸水のリスクがある

売却しにくい理由として、浸水のリスクも挙げられます。
1階は地面から近いところにあるため、豪雨や台風が発生した場合、浸水被害にあう可能性があります。
そのため、低地にあるマンションや近くに河川があるマンションの1階は、売却しにくくなるでしょう。

理由5:虫が入ってきやすい

高層階と比べて、虫が入ってきやすいことも、理由のひとつです。
ゴキブリなどの害虫や、蚊やハエなどの虫は、低層階ほど侵入しやすいといえます。
とくに湿気の溜まりやすい時期は、虫にとって住みやすい環境となるでしょう。
虫の侵入の防ぐためには、夏前などは虫対策をおこなう必要があります。

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売却時に買い手に伝えよう!マンションの1階に住むメリット

売却時に買い手に伝えよう!マンションの1階に住むメリット

続いて、売却時に買い手に伝えたい、マンションの1階に住むメリットを解説します。

メリット1:騒音トラブルが起こりにくい

メリットとしてまず挙げられるのが、騒音トラブルが起こりにくいことです。
2階以上の場合、足音を巡って苦情が入ることがあります。
お子さまをお持ちのファミリーの場合「階下へどうしても気を遣ってしまう…」といった悩みも多いです。
しかし1階なら、足音を気にせずにのびのびと生活できます。

メリット2:専用庭が付いたマンションもある

1階には、専用庭が付いたマンションも多いです。
ガーデニングや家庭菜園をしたり、お子さまがプール遊びをしたり、専用庭があれば趣味や遊びを楽しめます。
友人や家族を呼んで、バーベキューを楽しむこともできるでしょう。
マンションと一戸建ての両方を味わえるのも、専用庭付きのマンションの魅力です。

メリット3:外までの移動距離が短い

外までの移動距離が短いことも、メリットのひとつです。
2階以上の場合は、外に出るためには階段やエレベーターを使う必要があります。
とくに高層階は「急いでいるときにエレベーターが来ない!」「忘れ物をしたときに面倒…」といったデメリットも多いです。
1階に住んでいれば、階段やエレベーターを使わずスムーズに外に出られます。
昇り降りがないため、高齢者の住まいとしても適しています。

メリット4:落下事故の心配がない

1階なら落下事故の心配がないため、ファミリーでも安心して暮らせるのがメリットです。
お子さまをお持ちの方がマンションに住む場合、心配なのが落下事故ではないでしょうか。
落下事故が起きないよう、ファミリーのマンション探しでは、あえて1階を探すケースも多いです。
お子さまを安心して遊ばせられるのが、1階に住むメリットです。

メリット5:避難経路を確保しやすい

災害が起きたとき、避難経路を確保しやすいのも1階の大きな魅力です。
階段やエレベーターを使わずに外に避難できるため、いざというときも安心できます。
庭からすぐに外に出られるほか、エントランスまでの道のりも短くなるため、避難経路が確保しやすいです。
万が一のとき、スムーズに避難できるのは1階ならではのメリットと言えるでしょう。

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マンションの1階の物件を売却するためのコツ

マンションの1階の物件を売却するためのコツ

最後に、マンションの1階を売却するためのコツを解説します。

コツ1:ターゲットを絞る

売却時のコツとしてまず挙げられるのが、ターゲットを絞ることです。
1階ならではのメリットがあるため、ターゲットを幅広く設定するより、絞り込むことをおすすめします。
ターゲットになるのは、下記のような世帯です。

  • お子さまのいるファミリー
  • 高齢者
  • ガーデニングが趣味の方など

先述したとおり、マンションの1階に住むメリットは、足音を心配せずに生活できることや、落下事故の心配がないことなどです。
専用庭があるマンションなら、ガーデニングや家庭菜園も楽しめます。
そのため、ターゲットとなるのはお子さまのいるファミリーや、ガーデニングが趣味の方などです。
階段の上り下りがないため、高齢者にとってもメリットがあります。
1階にメリットを感じてくれる方に向けて売り出せば、スムーズに売却できるでしょう。

コツ2:価格は慎重に決める

価格は慎重に決めることも、売却時のコツのひとつです。
売却価格は売主が決定できるため、赤字にならない程度の価格で売り出すこともできます。
しかし、同じマンション内で2階以上の部屋が売り出されている場合、その価格より下げる必要があります。
1階にはメリットがたくさんありますが、デメリットも多く、売却しにくいからです。
類似物件や近隣相場なども含め、価格は慎重に決めるべきと言えます。

コツ3:魅力をアピールする

マンションの1階を売却するためのコツとして、魅力的なポイントやメリットをアピールすることも挙げられます。
内覧時は、住みやすい点や専用庭の使い勝手など、住んでいたからこそわかるセールスポイントを伝えてみてください。
不動産売却が成功するか否かは、内覧時の印象が大きく影響します。
物件の魅力や強みを購入希望者にアピールすれば、早期の売却が見込めるでしょう。
内覧を丁寧に進めたり、デメリットも包み隠さず伝えたりすれば、信頼関係の構築にもつながります。

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まとめ

マンションの1階の物件は売却しにくいと言われています。
しかし、住むメリットはたくさんあるため、購入希望者に対してアピールすることがポイントです。
売却時のコツも押さえておけば、よりスムーズなマンション売却をおこなえるでしょう。
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堂前利之

部署:あびこ店 店長

資格:宅地建物取引士、不動産仲介士®、相続診断士®、土地活用プランナー®


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