2023-07-11
マンションを売却する際、物件の特性に適した戦略を練ることが大切です。
とくに1階は、一般的に売却しにくいと言われているため、なにかしらの対策を考える必要があります。
では、なぜ1階は買い手が付きにくいのでしょうか。
今回は、マンションの1階が売却しにくい理由や、住むメリット、売却時のコツを解説します。
大阪市住吉区、住之江区、東住吉区でマンションの売却を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
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まずは、マンションの1階の物件が売却しにくいと言われる理由を解説します。
理由としてまず挙げられるのが、日当たりが悪くなりやすいことです。
立地条件や、周囲にある建物の高さにもよりますが、どうしても日当たりが悪くなってしまいます。
日当たりが悪いと日中でも照明が必要だったり、洗濯物の乾きが悪くなったりすることから、1階は避ける方が多いです。
とくにリモートワークの方は家で過ごす時間が多い分、日当たりの良し悪しが、購入の可否を決めるポイントとなる可能性があります。
眺望が良くないことも、売却しにくい理由のひとつです。
マンションの高層階における眺望の良さは、一戸建てでは得られないメリットとなります。
方位によっては、夕日や夜景を楽しむこともできるでしょう。
しかし、1階の眺望は高層階より劣ってしまいます。
セキュリティー面で不安が生じるのは、1階ならではのデメリットです。
2階以上に比べて、防犯性が劣ってしまうことも売却しにくい理由となります。
マンション自体のセキュリティー対策が万全であっても、1階だと心配が払拭できないこともあるでしょう。
室内に侵入されたり、洗濯物が盗まれたりといったことを考えると、1階は候補から外されてしまうこともあります。
売却しにくい理由として、浸水のリスクも挙げられます。
1階は地面から近いところにあるため、豪雨や台風が発生した場合、浸水被害にあう可能性があります。
そのため、低地にあるマンションや近くに河川があるマンションの1階は、売却しにくくなるでしょう。
高層階と比べて、虫が入ってきやすいことも、理由のひとつです。
ゴキブリなどの害虫や、蚊やハエなどの虫は、低層階ほど侵入しやすいといえます。
とくに湿気の溜まりやすい時期は、虫にとって住みやすい環境となるでしょう。
虫の侵入の防ぐためには、夏前などは虫対策をおこなう必要があります。
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続いて、売却時に買い手に伝えたい、マンションの1階に住むメリットを解説します。
メリットとしてまず挙げられるのが、騒音トラブルが起こりにくいことです。
2階以上の場合、足音を巡って苦情が入ることがあります。
お子さまをお持ちのファミリーの場合「階下へどうしても気を遣ってしまう…」といった悩みも多いです。
しかし1階なら、足音を気にせずにのびのびと生活できます。
1階には、専用庭が付いたマンションも多いです。
ガーデニングや家庭菜園をしたり、お子さまがプール遊びをしたり、専用庭があれば趣味や遊びを楽しめます。
友人や家族を呼んで、バーベキューを楽しむこともできるでしょう。
マンションと一戸建ての両方を味わえるのも、専用庭付きのマンションの魅力です。
外までの移動距離が短いことも、メリットのひとつです。
2階以上の場合は、外に出るためには階段やエレベーターを使う必要があります。
とくに高層階は「急いでいるときにエレベーターが来ない!」「忘れ物をしたときに面倒…」といったデメリットも多いです。
1階に住んでいれば、階段やエレベーターを使わずスムーズに外に出られます。
昇り降りがないため、高齢者の住まいとしても適しています。
1階なら落下事故の心配がないため、ファミリーでも安心して暮らせるのがメリットです。
お子さまをお持ちの方がマンションに住む場合、心配なのが落下事故ではないでしょうか。
落下事故が起きないよう、ファミリーのマンション探しでは、あえて1階を探すケースも多いです。
お子さまを安心して遊ばせられるのが、1階に住むメリットです。
災害が起きたとき、避難経路を確保しやすいのも1階の大きな魅力です。
階段やエレベーターを使わずに外に避難できるため、いざというときも安心できます。
庭からすぐに外に出られるほか、エントランスまでの道のりも短くなるため、避難経路が確保しやすいです。
万が一のとき、スムーズに避難できるのは1階ならではのメリットと言えるでしょう。
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最後に、マンションの1階を売却するためのコツを解説します。
売却時のコツとしてまず挙げられるのが、ターゲットを絞ることです。
1階ならではのメリットがあるため、ターゲットを幅広く設定するより、絞り込むことをおすすめします。
ターゲットになるのは、下記のような世帯です。
先述したとおり、マンションの1階に住むメリットは、足音を心配せずに生活できることや、落下事故の心配がないことなどです。
専用庭があるマンションなら、ガーデニングや家庭菜園も楽しめます。
そのため、ターゲットとなるのはお子さまのいるファミリーや、ガーデニングが趣味の方などです。
階段の上り下りがないため、高齢者にとってもメリットがあります。
1階にメリットを感じてくれる方に向けて売り出せば、スムーズに売却できるでしょう。
価格は慎重に決めることも、売却時のコツのひとつです。
売却価格は売主が決定できるため、赤字にならない程度の価格で売り出すこともできます。
しかし、同じマンション内で2階以上の部屋が売り出されている場合、その価格より下げる必要があります。
1階にはメリットがたくさんありますが、デメリットも多く、売却しにくいからです。
類似物件や近隣相場なども含め、価格は慎重に決めるべきと言えます。
マンションの1階を売却するためのコツとして、魅力的なポイントやメリットをアピールすることも挙げられます。
内覧時は、住みやすい点や専用庭の使い勝手など、住んでいたからこそわかるセールスポイントを伝えてみてください。
不動産売却が成功するか否かは、内覧時の印象が大きく影響します。
物件の魅力や強みを購入希望者にアピールすれば、早期の売却が見込めるでしょう。
内覧を丁寧に進めたり、デメリットも包み隠さず伝えたりすれば、信頼関係の構築にもつながります。
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マンションの1階の物件は売却しにくいと言われています。
しかし、住むメリットはたくさんあるため、購入希望者に対してアピールすることがポイントです。
売却時のコツも押さえておけば、よりスムーズなマンション売却をおこなえるでしょう。
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