2023-10-31
相続などでいわくつきの土地を取得し、売却にお困りの方はいらっしゃいませんか。
いわくつきの土地でも通常の不動産と同様に売却できますが、告知義務や売却価格への影響など、注意しなければならない点があります。
そこで今回は、いわくつき土地の価格相場や売却方法、売却時の注意点などを解説します。
大阪市住吉区で、いわくつき土地の売却をご検討中の方はぜひ参考にご覧ください。
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そもそもいわくつき物件とは、どのようなものをいうのでしょうか。
はじめに、いわくつき物件に該当するケースと売却価格への影響について解説します。
いわくつき物件とは、過去に事件死や事故死が発生し、買主が購入を躊躇するような不動産のことです。
また「心霊現象が起きる」など、心霊的な噂が立っている物件もいわくつき物件として扱われます。
心霊現象は事象そのものを証明することが難しく、明確な根拠がないのに噂が立つことも珍しくありません。
たとえ明確な根拠がなくても、買主に心理的抵抗感を抱かせるような噂が続く限り、売却に時間がかかる可能性があります。
いわくつきの土地は買主にマイナスの印象を与えるため、基本的には値下げが必要となります。
具体的には、周辺相場の5〜8割程度の価格で売却するケースが多いと考えておきましょう。
なぜ値下げ価格に差があるのかというと、いわくの原因によっても売却価格が変動するためです。
たとえば、いわくの原因が自然死か殺人事件かでは、買主の恐怖感や嫌悪感に差があります。
一般的には、自然死よりも殺人事件のほうが印象が悪いため、売却価格は下がりやすいでしょう。
ただし、いわくつきであっても不動産需要の高い地域にある物件は相場どおりに売れることも珍しくありません。
このように、いわくの原因や立地条件によっても価格は変動するため、不動産会社に相談したうえで判断することが大切です。
心霊現象が起こると噂されている土地の場合、「売却価格を下げないと売れない」と考える方も多いのではないでしょうか。
いわくが噂だけであり、過去の事件などを調べて根拠を証明できれば、値下げせずに売却できるケースが高いです。
一方で、過去の事件や事故が原因で噂になっている場合は、売却価格を下げないと売れない可能性があります。
たとえば、心霊現象が生じると噂されている土地があり、噂の原因が過去に起きた殺人事件によるものだったとしましょう。
過去に事件死や事故死があった物件を売却する際は、買主に告知したうえで契約を結ばなければなりません。
このような物件を進んで購入する方は少ないため、基本的には値下げが必要です。
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いわくつきの土地であっても、売却方法は一般的な不動産と変わりはありません。
不動産会社を通じて一般の買主を見つける方法と、不動産会社に直接売却する方法の2種類です。
そのほか、すぐに現金化せずに土地を賃貸に出し、事件の風化を待ってから売却する方法もあります。
ここからは、いわくつき物件の売却方法と注意点を解説します。
不動産会社へ仲介を依頼するのは、もっとも一般的な売却方法です。
流れとしてはまず不動産会社に査定を依頼し、条件に納得できたら媒介契約を結びます。
その後不動産会社が売却活動をおこない、見つけた買主と売買契約を結び物件を引き渡します。
市場相場に合わせて売却価格を設定できるため、高値で売りやすい点がメリットです。
ただし、いわくつきの土地を進んで購入する方は少ないため、仲介だと売却に時間がかかる可能性があります。
とにかく早く手放したいという方は、不動産会社による買取がおすすめです。
買取とは、不動産会社に直接土地や建物を売却することです。
不動産会社が買い取るため、引き渡し後にトラブルになる心配がありません。
また、買主を探すための売却活動が不要で、すぐに現金化できる点もメリットです。
ただし買取の場合は、仲介に比べて売却価格が低くなる傾向にあります。
売却価格が多少低くなっても良いから早く売却したいという場合は、買取を検討すると良いでしょう。
すぐに売却する必要がなければ、土地を駐車場として賃貸し、事件の記憶が風化するのを待ってから売り出す方法もあります。
事件や事故のあとそのまま売却するのではなく、一度別の用途で利用することでマイナスイメージを払拭できるかもしれません。
ただし、駐車場として賃貸したからといって、必ずしも高値で売却できるわけではないことを理解しておきましょう。
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いわくつきの土地でも売却できますが、通常の土地と比べるとどうしてもトラブルに発展しやすくなります。
トラブルを避けてスムーズに売買するためにも、事前に売却時の注意点を把握しておきましょう。
過去に事件や事故などがあり人が亡くなった物件は、心理的瑕疵物件に該当します。
心理的瑕疵とは、買主が心理的に抵抗感を抱くような事柄のことです。
心理的瑕疵物件を売却する際は、必ず買主に事実を伝えたうえで契約を結ばなければなりません。
これを告知義務といい、この義務を守らないと、買主から契約解除や損害賠償を請求される恐れがあります。
不動産会社に仲介を依頼する場合は、売主が直接買主に話すのではなく、不動産会社を通じて告知するのが一般的です。
そのため、いわくつき物件を売る際は、事件や事故の内容などをあらかじめ不動産会社に話しておく必要があります。
もしいわくの原因がただの噂だけの場合は、告知が必要かどうかも含めて不動産会社に相談すると良いでしょう。
いわくつきの土地を売却する際は、事前にご自身でも周辺相場を調べておくことをおすすめします。
相場を知っておけば、不動産会社が提示する金額が適切なのか判断しやすくなるためです。
また相場を知らないと、買主からの大幅な値下げ交渉に応じてしまい、損をしてしまう可能性もあります。
なるべく好条件で売却するためにも、いわくつきの土地を売り出す際は、相場を調べたうえで適正な価格を設定しましょう。
いわくつきの土地を売り出す際は、デメリットを補えるほどのメリットを書き出しておくことをおすすめします。
駅から近く生活に便利、間口が広く自由に設計しやすいなど、土地の魅力をアピールできれば高値で売却しやすくなります。
デメリットだけを伝えると売却しづらくなってしまうため、それを補えるほどのメリットを伝えることがポイントです。
物件自体の魅力は不動産会社も知っているはずですが、周辺環境は実際に住んでいた売主にしかわからないことも少なくありません。
夜も静かで過ごしやすい、風通しが良く洗濯物が乾きやすいなど、売主だからこそわかるアピールポイントはしっかり伝えておきましょう。
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いわくつきの土地の売却価格は、周辺相場の5〜8割程度になるケースが多いです。
ただし、いわくの原因によっても売却価格は変動し、単なる噂だけであれば値下げが不要なこともあります。
仲介や買取のほか、駐車場として貸し出してから売り出す方法もあるので、まずは一度不動産会社にご相談ください。
大阪市住吉区の不動産売却ならハウスドゥあびこ店へ。
売却を専門としたスタッフが、論より実績で安心・安全にスピード感をもって対応させていただきます。
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