家が売れないとどうなる?売却できない理由と対策方法を解説!

家が売れないとどうなる?売却できない理由と対策方法を解説!

この記事のハイライト
●家が売れないと競売にかけられたり資産価値が低下したりするリスクがある
●内覧から成約に繋げられない場合は内覧時の印象が悪い可能性がある
●家を早く売るには周辺相場を把握して適正価格で売り出すことが大切

家を売却する際に、ほとんどの方が「早めに売りたい」と考えるのではないでしょうか。
不動産は売れるまでに3〜6か月ほどかかるとされていますが、物件の状態や立地によっては1年以上かかることもあります。
もし家を売り出したもののなかなか買主が見つからない場合、どのように対処したら良いのでしょうか。
この記事では、家が売れない理由と対策方法、売れないまま家を所有し続けるリスクについて解説します。
大阪市住吉区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

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所有している家が売れないとどうなる?

所有している家が売れないとどうなる?

はじめに、売却予定の家がなかなか売れず、手元に残り続けた場合のリスクについて解説します。

住宅ローンが返済できないと競売にかけられる

家を売る理由はさまざまですが、住宅ローンの返済が困難になったことで、売却を決める方も多いのではないでしょうか。
もし住宅ローンを滞納している状態で家が売れずにいると、自宅は最終的に競売にかけられてしまいます。
競売とは、債権者(お金を貸した側)の申し立てにより、裁判所が自宅を強制的に売却し債権を回収することです。
競売にかけられて落札者が決まると、所有者は決められた日までに自宅を出ていかなければなりません。
また競売では市場価格よりも低い金額で取引されるため、競売後も多額の残債に悩まされる可能性があります。

空き家のまま手元に残る

すでに新居に引っ越している場合、売れない家は空き家としてそのまま残ることになります。
不動産は所有しているだけで固定資産税が発生するため、空き家であっても税金を支払わなければなりません。
新居と空き家で2軒分の固定資産税を支払うのは、大きな負担となるでしょう。
また人が住んでいない家は早く劣化するため、換気や掃除、メンテナンスなど定期的な管理が必要です。
もし管理をせずに空き家を放置した場合は「特定空家」に指定され、最終的に強制解体される可能性もあります。

家の価値が減少する

建物は土地とは違って経年劣化するため、月日が経つにつれて価値も減少してしまいます。
国土交通省の「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によると、木造一戸建ては築22年で価値がゼロになるとされています。
つまり売れない期間が長引くほど、建物の価値が下がり売却価格にも影響するということです。
家を高く売りたい方は、なるべく早めに売却したほうが良いでしょう。

買取保証であれば買取になる

不動産の売却方法には仲介と買取があり、買取はさらに即時買取と買取保証といった2種類に分けられます。

  • 即時買取:すぐに不動産会社が物件を買い取ること
  • 買取保証:期間限定で仲介を目的とした販売活動をおこない、売れなかった場合に不動産会社が物件を買い取ること

買取保証によって契約を結んでいる場合、家が売れなければ不動産会社がそのまま買い取ることになります。
確実に売却できるため安心感がありますが、通常の売却と比べて売却価格は低くなってしまう点がデメリットです。
売主が希望すれば仲介での販売期間を延長することも可能ですが、物件の所有期間が長引くほど維持管理費もかさみます。

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家が売れない理由とは

家が売れない理由とは

続いて、家が売れない主な理由を解説します。

売り出し価格が高い

不動産には、物件の状態や立地に応じた相場価格があります。
ほとんどの方が高値で売りたいと考えるはずですが、相場からあまりにもかけ離れた金額だと買主は見つかりません。
インターネットが普及した現代では、ほとんどの買主が不動産の相場を確認したうえで物件探しをおこないます。
売り出し価格が高すぎると、広告を見た時点で検討対象から外されてしまうかもしれません。
家を売り出したもののまったく問い合わせが入らない場合は、売り出し価格が高くないか見直す必要があるでしょう。

物件そのものに問題がある

物件そのものに問題があり、なかなか売却できないケースもあります。
たとえば、築年数が経過しており見た目の印象が悪い、駅から遠く立地が悪い物件などです。
とくに立地は重視する方が多く、通勤や通学がしやすい駅から徒歩10分以内の物件は売れやすいとされています。
反対に、駅から遠く車がないと不便なエリアに立地している物件は、駅近の物件に比べると売却期間が長引く傾向にあります。

内覧時の印象が悪い

内覧件数は多いものの成約に繋げられないという場合は、内覧時の印象が悪いのかもしれません。
不動産売却の成否は内覧で決まるといわれているほど、内覧は売却活動においてとても重要です。
どんなに条件の良い物件であっても、内覧時の印象が悪ければ成約には繋げられません。
また内覧時の印象は、室内の状況や周辺環境だけでなく売主の対応でも左右されるため、真摯に対応することが大切です。

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家が売れないときの対策方法とは

家が売れないときの対策方法とは

最後に、家が売れ残らないようにするための対策方法と、なかなか売れない場合の対処法を解説します。

売却前に相場を調べておく

不動産会社に査定を依頼すれば不動産の相場がわかりますが、その前にご自身でも相場を調べておくことをおすすめします。
おおよその相場を把握しておけば、不動産会社が提示する査定額が適切かどうか判断しやすくなるためです。
周辺相場は、不動産情報ポータルサイトやレインズマーケットインフォメーションといったWebサイトで確認できます。
上記のWebサイトから、類似する物件の情報を最低でも3件ほど集め、平均を割り出すとおおよその相場感が掴めるはずです。
しっかりと相場を把握したうえで不動産会社と契約を結べば、適正価格を設定することができ早期売却に繋げられるでしょう。

内覧の対応方法を工夫する

早期売却を目指すには、内覧時の印象を良くすることも大切です。
室内の掃除や整理整頓はもちろん、ニオイ対策や庭の草刈りなどもおこなっておきましょう。
なかでも水回りは生活感が出やすいため、重点的に掃除しておくことをおすすめします。
市販の洗剤では落とせない頑固な汚れがある場合は、水回りのみハウスクリーニングを入れても良いでしょう。
また、内覧に来てくれた方に対するおもてなしの対応も大切です。
たとえば、内覧者がストレスなく見学できるよう少し離れた場所で待機する、清潔なスリッパを用意するなどです。
内覧時の印象を良くして買主の購入意欲を高められれば、見学後その場で申し込みをもらえるかもしれません。

売り出し価格を見直す

すでに売却活動を始めているものの問い合わせがないという場合は、売り出し価格を見直してみましょう。
先述したように、不動産の売却価格が高すぎるとなかなか買主は見つかりません。
不動産市場は日々変動しているため、今の相場に適した価格になっているかを見極めることが大切です。
もし売り出し価格が相場よりも著しく高い場合は、適正価格になるよう値下げする必要があるでしょう。

買取を依頼する

売却がどうしても難しい場合は、不動産会社による買取を検討してみましょう。
買取には即時買取と買取保証がありますが、すぐに手放したい場合は即時買取がおすすめです。
即時買取であれば販売活動が必要ないため、不動産会社との条件が合い次第すぐに現金化できます。
ただし買取に対応していない不動産会社もあるので、事前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

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まとめ

家の売り出し価格が高かったり内覧時の印象が悪かったりすると、なかなか売れずに売却期間が長引く可能性があります。
建物の資産価値は経年とともに減少するため、高値で売りたければできる限り早く売却することが重要です。
どうしても売却が困難な場合は、不動産会社による買取を検討してみてはいかがでしょうか。
大阪市住吉区の不動産売却ならハウスドゥあびこ店へ。
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堂前利之

部署:あびこ店 店長

資格:宅地建物取引士、不動産仲介士®、相続診断士®、土地活用プランナー®


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