空き家を売却するタイミングを見極める3つのポイントについて解説

空き家を売却するタイミングを見極める3つのポイントについて解説

この記事のハイライト
●空き家の売却時には「不動産価格指数」をチェックして売り時を見極める
●一戸建ての場合は「築15年」までに売却するのがおすすめ
●今後住宅ローンの金利の上昇が予想されるため低金利の今が空き家を売却しやすい

空き家は所有しているだけで管理費や税金がかかるうえに、放置しておくと火災や倒壊のリスクがあるため、将来活用するつもりがないのであれば、早急に売却することをおすすめします。
とはいえ、少しでも良い条件で売却できるタイミングで売りたいですよね。
そこで今回は、空き家を売却するタイミングを見極めるコツとして、「相場」「築年数」「住宅ローン金利」の3つのポイントについて解説します。
大阪市住吉区で空き家の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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空き家を売却するタイミングを見極めるポイント1:相場

空き家を売却するタイミングを見極めるポイント1:相場

空き家を売却するにあたって、まずは「いくらで売れるのか」を把握する必要があります。
不動産の売買価格は、市場相場を参考に、ある程度の価格を想定することができます。
また、売却のタイミングを見極めるためには、市場の動向をチェックすることも大切です。
そこで、空き家を売却するときのタイミングを図る1つ目のポイントとして、市場の動向から売り時を考える方法や、相場の調べ方について解説します。

市場の動向から売り時を考える

不動産市場の動向をチェックする際には、「不動産価格指数」が参考になります。
「不動産価格指数」とは、実際の不動産取引の価格情報をもとに、国土交通省が発表している不動産価格の統計数値です。
国土交通省のホームページにアクセスすると、2008年からの不動産価格の推移が、「住宅総合」「住宅地」「一戸建て」「マンション」と4つの種類に分けてグラフ化されています。
不動産価格指数は、2010年の平均を100として指数化したものです。
したがって、グラフを見れば、2010年を起点に、どれくらい不動産の価格が変化したのかが、地域別にわかります。
不動産価格指数の右肩下がりが続く場合は、今後も価格が下がることが予想されるため、早めに空き家を売却したほうが良いでしょう。
不動産価格指数の右肩上がりが続く場合は、今後も価格が上がることが予想されるため、しばらく様子を見ても良いかもしれません。
グラフが横ばいなら、いつ売却しても変わりありませんが、空き家に生じるリスクを考えると、早めに手放すことをおすすめします。

相場の調べ方

不動産の相場は、ご自身で調べることが可能です。
まず、不動産情報サイトや情報誌などで調べてみましょう。
間取りや広さ、築年数などが似ている物件をいくつかピックアップして比較することで、大まかな相場をつかめます。
実際に成約した取引の価格が知りたい場合の調べ方としては、国土交通省が運営する「土地総合情報システム」がおすすめです。
成約した時期、不動産の種類、地域と、条件を絞り込んで検索すれば、実際の取引価格が一覧で表示されます。
また、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営する「レインズ・マーケット・インフォメーション」というサイトでも、不動産取引の成約時期や価格などを、物件の種類別に閲覧可能です。

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空き家を売却するタイミングを見極めるポイント2:築年数

空き家を売却するタイミングを見極めるポイント2:築年数

不動産の売買では、建物の築年数が、売却価格や売却のしやすさに大きく影響します。
そこで、空き家を売却するときのタイミングを図る2つ目のポイントとして、築年数から売り時を考える方法について解説します。

築年数の重要性

不動産を売却するときには、まず不動産会社に査定を依頼し、物件がどれくらいの価格で売却できるかを把握する必要があります。
査定時には、物件の情報や周辺環境など、さまざまな要素を加味しますが、物件の情報のなかでも、建物の「築年数」は、査定をおこなう際の重要な要素です。
なぜなら、建物は築年数の経過とともに、劣化していき、資産価値が下がるためです。
たとえば、木造の居住用建物の法定耐用年数は22年であるため、十分使える状態であっても、築年数22年の建物の資産価値は、ほとんどなくなります。

築年数による平均売却価格を参考にする

不動産流通機構では、築年数の経過が、不動産の平均売却価格にどのように影響するのか、グラフにして公開しています。
一般的な大きさの空き家の場合、築年数が22年経過した頃には、空き家の資産価値は、ほぼゼロです。
このことから、空き家の売却は、少しでも価値があるうちに進めることをおすすめします。

「築15年」がポイント!

一戸建ての場合、築年数が15年になるまでに、資産価値は一気に下落します。
そして、築年数が15年を過ぎ、建物の価値がなくなる22年以降は、下落率はほぼ変わりません。
たとえば、築年数が15年までの空き家の場合、売却が2年遅れると、売却価格が大きく下がることになります。
したがって、築年数が15年までの空き家を所有している場合は、早急に売却を検討することをおすすめします。

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空き家を売却するタイミングを見極めるポイント3:住宅ローン金利

空き家を売却するタイミングを見極めるポイント3:住宅ローン金利

空き家を売却する側にとっては、住宅ローンの金利が売却に影響するとは想像しにくいかもしれません。
しかし、住宅ローンの金利によって、購入検討者の対応は異なります。
そこで最後に、空き家を売却するときのタイミングを図る3つ目のポイントとして、住宅ローンの金利が空き家の売却にどう影響するのかについて解説します。

不動産売却は低金利のうちがおすすめ

不動産を購入する方の多くが、住宅ローンを利用します。
住宅ローンは、高金利より低金利のほうが、借入金の総額が少なく済み、毎月の返済額も抑えられます。
つまり、低金利のときのほうが、買主にとって住宅ローンを組みやすいのです。
住宅ローンを組みやすいときは、不動産も売れやすくなります。

今後金利の上昇が予想される

最近まで、日本では低金利が続いていましたが、世界情勢や物価の上昇など、さまざまな要因から、今後は金利の上昇が予想されます。
そもそも住宅ローンの金利タイプには、変動型と固定型があり、「フラット35」という全期間固定型の住宅ローンなら、返済期間中の金利が変わらず、返済額も確定します。
フラット35は、ほかの住宅ローンより金利が高いため、低金利が続いているあいだは、変動型の金利タイプを選ぶほうがお得に感じるかもしれません。
しかし、今後金利が上昇するのであれば、低金利のときにフラット35を利用することで、金利が固定され、住宅ローンの返済額を抑えられる可能性があります。
したがって、住宅の購入を検討している方にとって、低金利の今は買い時だといえます。
そして、言い換えると、売主が住宅ローン金利から売却のタイミングを図るのであれば、低金利の今は売り時だと考えられるでしょう。
このように、空き家を売却する場合、3つのポイントに注目してタイミングを図ることが大切です。
ほかにも、税金面や売り出す季節など、さまざまなことを考慮すると、よりベストなタイミングを掴めるかもしれません。
空き家の売却は、まずはいくらで売れるのか査定することから始まります。
空き家の売却をご検討の際は、ぜひ弊社の無料査定をご利用ください。

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まとめ

将来活用するつもりがない空き家は、所有していてもデメリットしかないため、早めに売却するのが得策です。
空き家の売却を決めたら、まずは相場を調べ、いくらで売れるかを把握しましょう。
そして、少しでも良い条件で売却するために、市場の動向や空き家の築年数、住宅ローンの金利など、さまざまなポイントからタイミングを見極めることが大切です。
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堂前利之

部署:あびこ店 店長

資格:宅地建物取引士、不動産仲介士®、相続診断士®、土地活用プランナー®


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