大規模マンションが売却しづらい理由とは?売却のタイミングとコツを解説

大規模マンションが売却しづらい理由とは?売却のタイミングとコツを解説

この記事のハイライト
●大規模マンションが売りづらい理由は価格が高額であることや修繕にかかる費用が高くなりやすいからである
●大規模マンションを売却するのに適したタイミングは大規模修繕前などである
●大規模マンションをスムーズに売却するためにはご自身で相場を調べることやホームステージングをおこなうことである

大規模マンションやタワーマンションは、以前のように建てれば売れるといった時代ではなくなってきました。
また、その価値も年々下がっており、供給が増え続ける割に需要が減ってきているのが現状です。
そこで、大規模マンションが売りづらいとされる理由、大規模マンションを売却するのに適したタイミングや売却するコツを解説します。
大阪市住吉区で大規模マンションやタワーマンションの売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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大規模マンションは売却しづらい?売りにくいとされる理由とは

大規模マンションは売却しづらい?売りにくいとされる理由とは

大規模マンションは、一般的なマンションと比べると売却しづらいといわれています。
では、なぜ売りにくいといわれるのでしょうか。
ここでは、大規模マンションが売りにくい理由を解説します。

売りにくい理由①価格が高額だから

大規模マンションやタワーマンションは、富裕層向けの高層階物件です。
そのため、もともと価格が高額なケースがほとんどです。
また、これらのマンションは、駅前などの立地条件が良いエリアに建てられることが多いので、新築だけでなく中古も人気があります。
さらに、付帯設備やプール、フィットネスなどの共用設備も充実しているマンションが多いのも特徴です。
マンション住民しか利用できないといったプレミアム感があるため、さらなる価格の高さにつながっているといえます。
このように、大規模マンションやタワーマンションは、一般的なマンションと比べると価格が高額なため売りづらいといわれています。

売りにくい理由②同時に売りに出している物件が多い

大規模マンションは総戸数が多いため、同時に売りに出している物件が多くなりやすいことも売りづらいとされる理由の1つです。
同時期に売り出される物件は、所有者が任意で売却価格を決めることになります。
そのため、同じタイプの部屋や階数でも価格が異なることがあるのです。
同じ条件であれば、当然ながら誰もが安いほうを選択するため、売り出し価格によってはなかなか売却できない可能性が高くなるでしょう。
また、上階層や東南の角部屋が人気なため、低階層や北・西向きのマンションはなかなか売れないということになります。
このように、大規模マンションなどは同時に売りに出されているケースが多いため、住戸の場所や価格によっては売りづらいといわれています。

売りにくい理由③大規模修繕があるため

一般的にマンションは、十数年に1回の周期で大規模修繕がおこなわれます。
大規模修繕とは、コンクリートやタイルの補修、給排水管の補修、外壁の塗装、バリアフリーの構築などをおこなう工事のことです。
大規模マンションやタワーマンションも例外ではありません。
むしろ一般的なマンションよりも規模が大きいため、修繕にかかる費用が高額になりやすいといえます。
また、修繕積立金が高額など、住んでからのランニングコストが高いため、売却しづらいといわれています。

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大規模マンションを売却するのに適したタイミング

大規模マンションを売却するのに適したタイミング

続いて、大規模マンションを売却するのに適したタイミングについて解説します。
スムーズに売却するためにも、どのタイミングがベストなのか把握しておくと良いでしょう。

売却タイミング①大規模修繕前

1つ目の売却タイミングとしておすすめなのは「大規模修繕前」です。
その理由は、大規模修繕前は修繕後に修繕積立金が増額される可能性があるからです。
増額されてから売却すると、買主が見つからないなど不利な条件となってしまいます。
買主は住宅ローンを組んでマンションを購入すると、月々の返済にプラスで修繕積立金を支払うことになります。
似たような条件の物件と比べてランニングコストが高くなるため、買い手がつかなくなってしまうのです。
そのため、修繕積立金が値上げされる前に売却するのがおすすめです。
また、修繕積立金が値上げされなくても、できれば工事が始まる前に売却したほうが良いかもしれません。
工事が始まると、マンション全体を足場などが組まれてシートで覆われてしまいます。
そうなれば、室内が薄暗くなり、かつ景色も見えないためあまり良い印象を与えません。
さらに大規模マンションの場合は、小規模や中規模マンションよりも工事期間が長く続きます。
売却の意思が固まっているのなら、工事が始まる前に売却したほうがメリットが大きいといえるでしょう。

売却タイミング②住まなくなってから3年以内

転勤や親の介護で所有者がタワーマンションに住んでいなかったり、住み替えにより現在は別のところに住んでいるといったケースもあるでしょう。
もし住まなくなってから3年以内であれば、売却に適したタイミングといえるでしょう。
居住用として購入しその物件を売却する場合は、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」が適用されます。
基本的には売却時に住んでいた自宅に適用される制度ですが、過去に住んでいた自宅に関しても3年以内であれば適用することができるのです。
マンションを引き払った日の翌日から丸3年目の12月31日までに売却することが条件となっています。
このように以前住んでいたマンションの売却タイミングがわからないといった場合は、3年以内に売却するのがおすすめです。

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大規模マンションを売却する際のコツ

大規模マンションを売却する際のコツ

最後に、大規模マンションを売却する際のコツを解説します。

事前に相場を調べておく

マンションを売却する際は、不動産会社が査定するのが一般的です。
しかし、ご自身でもあらかじめ相場を調べておくことをおすすめします。
なぜなら、ある程度の相場を把握しておくと、売り出し価格を決める際にスムーズに決めることができるためです。
また、査定額が妥当であるかも判断できるでしょう。
相場は、国土交通省が運営する「土地総合情報システム」というサイトで調べることができます。
実際に不動産がいくらで売却されたのかを検索できる「不動産取引価格情報検索」というサービスを利用すれば、類似物件の取引価格を確認できます。

ホームステージングをおこなう

できるだけスムーズに高く売却するためには、ホームステージングをおこなうのも有効です。
ホームステージングとは、室内をモデルルームのようにインテリアや家具で演出することを指します。
ホームステージングをおこなうことにより、生活にイメージがしやすくなったり良い印象をもってもらえたりするため売れやすくなります。

入札制を取り入れる

思い切って入札制を取り入れるのも高く売却する方法の1つです。
入札制とは、指定した入札期間内に購入希望者に買値を入札してもらう方法です。
入札制のメリットは、価格交渉に持ち込むことがないため、駆け引きに時間を割かずに済むことが挙げられます。
また、複数の入札があれば相場がわかるため、売主側も納得できることもメリットの1つです。

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まとめ

大規模マンションは一般的なマンションと比べると高額で、かつ同時に売りに出る物件が多いため売れにくいといわれています。
しかし、ホームステージングをおこなったり適正な価格で売り出せば、スムーズに売れる可能性があるでしょう。
また、大規模修繕前のタイミングで売却するのもおすすめです。
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堂前利之

部署:あびこ店 店長

資格:宅地建物取引士、不動産仲介士®、相続診断士®、土地活用プランナー®


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