2024-07-02
買主が見つかると、いつ売却代金が受け取れるのか、またそれまでの期間はどのくらいなのか気になる方もおられるのではないでしょうか。
今後の資金計画を立てるためにも、受け取れるタイミングや注意点を把握しておくと良いでしょう。
そこで、家の売却代金が受け取れるタイミングや、売却代金を受け取るまでの期間、売却代金を受け取る際の注意点について解説します。
大阪市住吉区でマイホームの売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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家の売却代金は、買主との売買契約時と引き渡し時の2回に分けて受け取るのが一般的です。
ここでは、売却代金を受け取れる2つのタイミングについて解説します。
売買契約時は、売買契約を締結後に「手付金」という名目で、売却代金の5~10%を受け取ることになります。
手付金とは、売買契約が成立したことを証明する以外にも、万が一契約解除となった場合に違約金として支払われるお金でもあります。
売却価格の5~10%が手付金の相場とされていますが、買主・売主の合意があればその限りではありません。
ただし、手付金の額が極端に少ないと、簡単に契約解除されることも考えられるため、できれは5~10%の範囲に留めておくのが妥当でしょう。
なお手付金は、売買契約書を結んだあとに、現金で支払われるのが一般的です。
2回目に売却代金を受け取れるタイミングは、引き渡し日です。
引き渡し日には、売却価格から1回目に受け取った手付金を差し引いた金額を受け取ることになります。
金額が大きくなることから、現金ではなく振り込みにて支払われるのが一般的です。
なお、手付金と残代金決済の間に、中間金が支払われるケースもあります。
ただし、不動産を購入する方の多くは住宅ローンを利用しており、その融資は引き渡し日に指定されていることが多いため、中間金の支払いは稀といえるでしょう。
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売却代金は、売買契約時と引き渡し時の2回に分けて受け取れることがわかりました。
では実際に、受け取れるまでどのくらいの期間がかかるのでしょうか。
ここでは、一般的な売却の流れとそれにかかる期間、また実際に売却代金を受け取れるまでの期間を解説します。
一般的には以下のような流れで売却は進みます。
通常、不動産売却の準備から物件引き渡しまでには3~6か月程度かかるといわれています。
ただし、これはあくまでも売却期間の平均であり、実際は売り出すタイミングなどによって異なります。
たとえば、不動産業者には繁忙期と呼ばれる時期があり、この時期に査定や売却を依頼しても返答や対応までに時間がかかってしまい、売却期間が長引く恐れがあるでしょう。
繁忙期とは、就職や転勤、進学による引っ越しが多い1~3月もしくは秋の9~10月の時期です。
繁忙期の期間に売却する場合は時間の余裕をもった計画が必要となるでしょう。
1回目の手付金受け取りタイミングである売買契約締結時から、2回目の残代金を受け取る引き渡しまでにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。
一般的には、1回目の売買契約から1~3か月後に引き渡しとなることが多いです。
なぜなら、この期間で必要書類の準備ならびに買主の住宅ローンの融資の手続き、登記など権利関係の準備などがおこなわれるからです。
しかし、物件の状況によってはそれ以上(5~6か月)かかることもあります。
通常は、売主と買主で事前に話し合い、遅くともいつまでに引き渡しおこなうのかその期日を契約書に記載しておきます。
また、期日までに引き渡さなかった場合は、契約違反となる可能性があるため注意が必要です。
契約違反となると、相手に対して違約金を支払う必要があり、その相場は売却価格の1~2割程度が一般的です。
トラブルにならないように、違約金が発生した場合の金額についてもあらかじめ話し合い、不動産売買契約書に記載しておくことをおすすめします。
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最後に、家の売却代金を受け取る際の注意点を解説します。
買主とトラブルにならないためにも、お金のやり取りは十分に配慮して取り扱うことが大切です。
とくに注意すべきことは以下の3つです。
それぞれの注意点についてご説明します。
売買契約後に手付金を受け取ったからといってすぐに使用するのは控え、売却が完了するまで保管しておくようにしましょう。
なぜなら、何らかの理由で買主に返還しなければならない状況になる可能性があるためです。
不動産売買では、契約解除のリスクを伴います。
基本的には、買主から受け取った手付金は「解約手付」として扱われます。
売主の都合で契約解除する場合は、手付金の倍額を返還しなければなりません。
また、買主の都合の場合は、手付金の放棄により契約解除が認められます。
このように、何らかの理由により契約解除となった場合、手付金をそのまま返還する状況になるため、必ず使わずに保管しておきましょう。
売却代金の決済方法には、銀行振込と現金手渡しの2つの種類があります。
どの方法を選択するかは、売主と買主の双方で話し合って決定するのが一般的です。
現金手渡しの場合は、紛失やトラブル防止のためにも、銀行の契約室でおこなうのが良いでしょう。
一方で、銀行振込の場合は安心して資金の移動ができるメリットがありますが、どちらが振込手数料を負担するか事前に取り決めておく必要があります。
家を売却する際は、売却代金を買主から受け取るだけではありません。
売主にも支払う費用があるため注意が必要です。
一般的には、不動産会社へ支払う仲介手数料、契約時に必要な印紙税、住宅ローンにおける抵当権抹消費用がかかります。
また、家の売却で利益が発生した際は、譲渡所得税を納税する必要もあります。
そのほかにも必要に応じてハウスクリーニング費用や引っ越し代などが必要でしょう。
このように、家の売却では支払わなければならない必要もいくつかあるため注意しなければなりません。
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家の売却代金は、売買契約時と引き渡し時の2回に分けて受け取るのが一般的なタイミングです。
通常、不動産売却全体にかかる期間は3~6か月ですが、繁忙期に売却を依頼した場合や物件の状況によっては、さらに期間がかかる恐れがあるため、代金を受け取れるまでに時間を要する点に注意しましょう。
また、売却代金を受け取る際は、決済方法や手付金の扱いなどを事前に取り決め、トラブル防止に努めましょう。
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