2025-05-27
不動産売却では、高値売却も期待でき、かつ確実に売却が保証されている「買取保証」という売却方法があります。
買取保証は、売却期限や買取金額があらかじめ決まっているため、スケジュールや資金計画が立てやすいのが特徴です。
そこで、不動産売却における買取保証とはなにか、利用するメリットと条件、注意点を解説します。
大阪市住吉区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
不動産を売却する方法の1つの「買取保証」があります。
スムーズにかつ確実に売却したいという方は、買取保証について理解しておくと良いでしょう。
ここでは、買取保証とはなにか、また買取保証が向いている方の特徴について解説します。
不動産を売却する方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」があります。
仲介とは、不動産会社を介して個人の買主を探す方法です。
一方で、買取とは、不動産会社に直接売却する方法です。
買取保証とは、一定期間は仲介で売却をおこない、その期間内に売れなかった際に買取が保証されている売却方法になります。
仲介の特徴は、市場価格に近い金額で売却できることですが、買主が見つかるまで売り出すため売却に時間がかかるのが特徴です。
買取は、あらかじめ買主が決まっているためすぐに売却することが可能ですが、仲介に比べ売却価格が安くなってしまいます。
このように仲介と買取にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、買取保証の特徴は仲介と買取の良い所取りができる点です。
仲介の期間に売れれば高く売れるチャンスがあり、万が一売れなくても買取で確実に売却することができます。
買取保証がおすすめのケースは以下のような場合です。
買取保証がおすすめの方の特徴は、売却したい期限が決まっている方です。
また、期限が決まっているもののなるべく高く売りたい場合も向いているでしょう。
買取保証であれば、確実に現金化できるため、期限までに資金が必要な場合でも心配いりません。
このように、買取保証は、ある程度高く売却したいけど売却期限が決まっている方におすすめの売却方法といえるでしょう。
▼この記事も読まれています
任意売却でも譲渡所得税はかかる?税金を滞納していた場合についても解説
\お気軽にご相談ください!/
買取保証の特徴がわかったところで、具体的にどのようなメリットが得られるのか整理してみましょう。
ここでは、買取保証のメリットを解説します。
買取保証のメリットは、売却期限が確定しているため、安心して売却を進められる点です。
買取保証の仲介の期間は、基本的に3か月とされているため、仮に買主が見つからない場合でも不安な状態で過ごすこともありません。
また、売却期限とともに買取金額も決まっているため、資金計画が立てやすい点もメリットです。
想定よりも売却価格が安くなったり、売却が長引いたりすることもなく安心です。
仲介で売却すると、不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。
しかし、買取保証により不動産会社が買い取った場合は、仲介手数料は不要なため支払う必要はありません。
仲介手数料は売却価格に対して決まり、売却価格が高くなるほど仲介手数料も高くなる仕組みです。
たとえば、3,000万円で不動産を売却した場合は、96万円の仲介手数料がかかります。
買取保証であれば、この金額を節約できるためメリットとして大きいといえるでしょう。
通常の不動産売却では、売却後に物件に不具合や欠陥が見つかると、売主は契約不適合責任に問われる可能性があります。
契約不適合責任とは、契約内容と異なるものを引き渡した際に、売主が買主に対して負う責任のことです。
契約不適合責任に問われると、補修を求められたり、場合によっては損害賠償を請求されたりする可能性があります。
しかし、買取保証で不動産会社が買い取った場合は、契約不適合責任に問われることはありません。
これは、不動産会社が宅建業者だからです。
このような契約不適合責任に問われる心配がないのも、買取保証の大きなメリットの1つといえるでしょう。
仲介で売り出す場合は、内覧対応が非常に重要になってきます。
たとえば、内覧ごとに足を運び内覧対応や、物件の状態を良く見せるための対策が必要です。
しかし、仲介で売ることにそれほどこだわらないなら、無理に内覧の準備をする必要がなく、期限までに売れなくても不動産会社が買い取るため安心です。
とくに遠方の不動産を売却する場合は、買取保証であれば余計な費用をかけずに済みます。
▼この記事も読まれています
任意売却の1つ「単純売却」とは?概要やメリット・デメリットを解説!
\お気軽にご相談ください!/
買取保証は誰でも無条件に利用できるわけではありません。
買取保証をするには、一定の条件を満たす必要があります。
また、買取保証では、注意すべき点も多いため、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
買取保証が利用できる条件には、以下の2つの条件があります。
買取保証を利用するためには、不動産会社と専属専任媒介契約を締結することが必要になります。
専属専任媒介契約とは、1社のみの不動産会社と契約する方法であり、3つの媒介契約のなかでもっとも手厚いサポートが受けられるのが特徴です。
また、需要がある物件であることがもう1つの条件です。
たとえば、旧耐震基準で建てられた古い建物や、人口の少ないエリアの物件は買取保証が利用できない可能性が高いでしょう。
ただし、不動産会社によって買取できる物件の条件は異なるため、詳しくは各不動産会社に相談してみると良いでしょう。
買取保証を利用する際に注意しなければならない点は、買取保証で売却活動を進めると、その後不動産会社の変更はできないということです。
前述したように、買取保証の利用条件は不動産会社によって異なります。
また、利用条件だけでなく買取金額も違います。
たとえば、買取保証を依頼したあとに「別の不動産会社のほうが高く買い取ってくれるから不動産会社を変更したい」と思っても、途中から変更することはできません。
さらに、不動産会社には得意とする物件やエリアはさまざまです。
一戸建てを得意としている不動産会社もあれば、マンションや土地を得意とするケースもあります。
そのほかにも、担当者が真摯に対応してくれるかどうかも重要です。
そのため、買取保証を進める際は、慎重に不動産会社を選ぶことをおすすめします。
▼この記事も読まれています
不動産売却で譲渡損失が発生するケースとは?利用できる特例も解説
買取保証は、一定期間は仲介で売却活動をおこない、万が一売れなかった場合は不動産会社が物件の買取を保証する売却方法です。
売却期限が設けられているため、確実に売却できる点が大きなメリットといえるでしょう。
ただし、利用するには、需要が高い物件であることや、専属専任媒介契約の締結が必須など条件があるため注意が必要です。
大阪市住吉区の不動産売却ならハウスドゥあびこ店へ。
売却を専門としたスタッフが、論より実績で安心・安全にスピード感をもって対応させていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
共有名義の空き家を放置するリスクは?処分するデメリットも解説
数次相続とは?不動産相続時に知っておきたい注意点や手続き方法を解説
中古マンションの築年数は資産価値に影響する?売却に適した時期も解説!
相続税における取得費加算の特例とは?適用できないケースもある?
この記事のハイライト ●オープンハウスとは、売却する不動産を開放して自由に見学できるようにすること●複数の内覧者が同時に内覧することで、成約率が上がる傾向にある●不特定多数...
2022-12-10
この記事のハイライト ●不動産売却前の必要書類は、購入時のパンフレットや地積測量図になる●売買契約締結時の必要書類は、不動産の権利証や建築確認済証などがある●決済時には固定...
2022-12-10
この記事のハイライト ●空き家にしなくても住みながらマンション売却をおこなうことはできる●住みながら売却活動をおこなうと金銭的な負担を軽減できる●売却活動と並行して新居探し...
2023-01-29
この記事のハイライト ●収益物件を売却する際は大規模修繕をおこなう前や満室になっているときなどが適したタイミング●仲介の場合と買取の場合で売却の方法と手順が異なる●高く売却...
2023-02-16
この記事のハイライト ●数次相続とは被相続人の遺産を相続する手続き中に相続人が亡くなり、新たに相続が連鎖的に発生する状態●数次相続が発生した際は相続税の申告期限や相続放棄に注意が必要●不動産相続の際は相...
2025-05-20
この記事のハイライト ●取得費加算の特例とは支払った相続税を売却後にかかる税金の計算式に盛り込むことができるもので売却時の税負担を抑えることができる●配偶者が財産を取得したときや生前贈与でかかる税金を先...
2025-05-06
この記事のハイライト ●相続土地国庫帰属制度は相続人のみ申請できる●制度を利用するためには審査手数料と土地管理費相当額の負担金が発生する●相続土地国庫帰属制度は売却しにくい農地や山林の処分におすすめ相続...
2025-04-29
この記事のハイライト ●不動産売却時に必要な物件調査は現地調査や法務局調査など、5種類の調査項目がある●一戸建てやマンション、土地などの不動産の種類によっても調査項目は異なる●物件調査はヒアリングから書...
2025-04-01